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「働く女性専門外来」のご紹介(労働者健康安全機構)
2022.03.30
様々な職種、職場で働く女性が増加するにつれ、更年期障害や職場のストレスで体調の不調を覚えながら、 男性医師に相談することへの心理的抵抗感及び羞恥心から医療機関への受診を先延ばしにして、 症状を悪化させてしまうケースが多いといわれています。
機構が設置・運営する労災病院では、 こうした働く女性が抱える身体・精神面の問題に配慮して、内科や産婦人科などの横断的連携による女性医療スタッフのみで構成された、 性差によるプライバシーを保護した症状を限定しない総合診療科である「働く女性専門外来」を開設しています。
同外来では、予約制として問診時間を長くとることにより、受診した女性からの悩みを心理的抵抗感を感じさせることなく聴き取った上で、 環境と疾病との関連を踏まえながら、専門の診療科と連携をとり、適切な診断・治療を行っています。
「働く女性専門外来」を開設している労災病院(釧路、関東、中部、和歌山、岡山)においては、症例の蓄積、診療体制の充実等により、 今後も働く女性が受診しやすい環境を更に整備していくこととしています(HP)。