独立行政法人 労働者健康安全機構広島産業保健
総合支援センター


治療と仕事の両立支援

循環器病対策における治療と仕事の両立支援

広島県では、国の基本法「循環器病対策推進基本計画」を基本とし、広島県循環器病に係る実情を踏まえ策定された「広島県循環器病対策推進計画」に基づき、様々な取組みを行っています。

当センターでは、広島県循環器病相談支援・情報提供部会の一員として、計画目標達成に向け、循環器患者の治療と仕事の両立支援・就労支援に係る関係者の理解を促進し、施策の推進を図る取組みを行っています。脳卒中、心臓病その他循環器に関する相談支援や治療と仕事の両立支援を行いながら、共生社会の実現に向け取組んでいます。

令和5年度

令和5年9月7日
令和5年度広島県循環器病(脳卒中・心血管疾患)に係る治療と仕事の両立支援セミナー

主催:広島県 
共催:広島産業保健総合支援センター

昨年度に引き続き、循環器患者の治療と仕事の両立支援・就労支援に係る関係者の理解を促進し、施策の推進を図ることを目的にセミナーをWeb開催し、35名に参加していただきました。

第1部は、まず広島県健康福祉局健康づくり推進課担当者より、広島県循環器病対策推進計画について説明を行い、
次に、独立行政法人労働者健康安全機構中国労災病院 治療就労両立支援センター所長豊田 章宏氏から「脳卒中後の治療と仕事の両立支援の実際」と題してご講演ただきました。

治療と仕事の両立支援の必要性と現状、脳卒中の特徴、脳卒中患者の両立支援の実際をお話しいただきました。

次に当センター産業保健専門職 寺村 清美より、産業保健総合支援センターの治療と仕事の両立支援事業について説明させていただきました。

第2部は、「あなたの同僚や友人が脳卒中後に復職することになった場合、就労継続のために、どのような支援が必要か」のテーマで、グループワークを行いました。

医療機関関係者、企業所属、支援機関など多職種で、6名程度3グループ分かれ、活発な意見交換を行いました。

令和4年度

令和4年12月2日
令和4年度広島県循環器病(脳卒中・心血管疾患)に係る治療と仕事の両立支援セミナー

主催:広島県 
共催:広島産業保健総合支援センター

循環器病対策推進計画に基づき、循環器患者の治療と仕事の両立支援・就労支援に係る関係者の理解を促進し、施策の推進を図ることを目的にセミナーが開催されました。

企業の方だけでなく、医療関係者や、相談支援機関の方なと、多方面、多職種の方163名の参加がありました。

まず、広島県健康福祉局健康づくり推進課担当者より、「広島県循環器病対策推進計画」について説明しました。

次に、産業保健専門職 寺村清美が「治療と仕事の両立支援」について講演し、広島県内医療機関における治療と仕事の両立支援についてのアンケート(令和4年9月実施)結果を説明するとともに、治療と仕事の両立支援は、企業、医療、労働者が一緒になって取り組んでいく必要性を伝え、当センターの具体的支援内容を説明しました。

循環器病対策推進計画の中の取組むべき施策の1つとして、両立支援コーディネーターによるサポートの推進が掲げられています。当センターとして、両立支援コーディネーターの養成及び両立支援コーディネーター応用研修の実施なども併せて行い、施策の目標達成に向けて取組んでいきたいと思っています。

続いて、「循環器病を持ちながら就労する人への支援について」のテーマのもと、「脳卒中患者の治療と仕事の両立支援」と題して、脳卒中を専門としている中国労災病院治療就労両立支援センター 豊田章宏所長が講演しました。

続いて、「心血管疾患患者の就労支援」と題して,広島大学病院診療支援部リハビリテーション部門認定作業療法士の方が講演しました。

今後も各関係機関と連携を図りながら、取組んでいきます。